ねころんブログ
10月22日 キャットリボンの日
猫の健康のこと: 2019/10/24
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
今日は猫の乳がんのお話です。
2019年9月1日から始まった、キャンペーン
「キャットリボン運動」https://catribbon.jp/
(キャットリボン運動公式HP)
10月22日が「キャットリボンの日」となりました。
10月に人間の乳がんの啓発キャンペーン「ピンクリボン運動」があり、
これに「22(ニャンニャン)」の語呂を合わせて、この日に決定されたそうです。
これは、愛猫を乳がんから守ろう!という、
ねこ乳がん予防の啓発プロジェクトです。
このプロジェクトはJVCOG(一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ)の
獣医さん達が、「ねこの乳がん」の正しい知識を普及させることを目的に、
「キャットリボン運動」を立ち上げました。
2017年に猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回りました。
フードの改良、終生室内飼育の普及、病院での定期検診が習慣化した事で、
猫の平均寿命は年々伸びています。
長生きの高齢猫さん達が増える事は嬉しいことですが、
それに伴って、悪性腫瘍=がんが発症する確率が増えたことも
事実です。
そして、乳がんは猫に発生する悪性腫瘍のトップ3の一つあげられるくらい
よく見聞きする疾患になりました。
乳がんは、初期の段階では猫自身が気にすることはなく、
症状がほとんどない病気です。
そのため、異変に気づいた時にはがんが大きくなり進行した状態で
病院を受診することが少なくありません。
また、メス猫だけの病気と思われがちですが、
実はごく稀ですがオス猫も乳がんになることがあります。
このどの猫でもかかる可能性がある乳がん。
ですが、日々の愛猫とのコミュニケーション、スキンシップを通して
見つけてあげられる病気でもあります。
猫の乳がんも人間と同じで、早期発見・早期治療が大切。
早いステージであればあるほど、治療期間が短くて済み、
命が助かる可能性も高くなると言われています。
実際に下記のことを参考に、早期発見できるように
気をつけて行きましょう。
・猫がしきりに腹部を舐めていないか?
・猫の乳腺は左右4対で8個あり、その乳腺にしこりが出来ていないか?
・しこりは一箇所とは限らず複数箇所の場合もある
・避妊手術をしていない、または手術時期が遅かった
・発症時期は10歳前後が多いと言われている
もし、当てはまることがあったり、気になる時は
すぐにかかりつけの獣医さんに相談をし、検査を受けて下さい。
現在がんが発見された場合の一般的な治療は外科手術で
乳腺を切除する方法ですが、それはケースバイケースなので、
その時に猫さんの状態にとって1番ベストな方法を
獣医さんと話し合う必要があります。
先に記載したキャットリボン運動のHPにセルフチェックの仕方などが
紹介されているので、是非一度確認してみて下さいね。
大切な我が子(猫)と1日も長く一緒に暮らして行くために、
乳がんから猫さんを守りましょう。
人間と一緒でセルフチェック、検診、大切です。
我が家も女の子猫が2匹いるので、今後要チェックです。
病気の事、検診の事、気になる事、
わからない事がある方はいつでもねころんにご相談下さい。