ねころんブログ
今年もまたお伝えします、猫に危険な植物
猫と暮すノウハウ: 2019/12/12
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
ねころんのメルマガで毎年恒例になりつつある、
猫にとって危険な植物のお話、とても大切な事なので
今年もまたメルマガを読みながらどうぞ再確認をお願いします。
12月はクリスマス、そして年末から年始にかけて、
室内にお花を飾る機会が増えるお家も多いでは無いでしょうか?
この季節ならではのお歳暮やギフトなどで鉢植えを頂く事もありますよね。
お部屋の中を明るく華やかにしてくれるお花や観葉植物ですが
実は猫にとっては危険がいっぱい。
猫にとってのNGな植物は700種類を超えると言われています。
危険があるかどうかを調べずに飾ってしまい
猫が誤ってかじったり、口にすると中毒を起こし、
時には命に関わる事も。
なので我が家は危険回避のためにお花、観葉植物の類は一切置かない
生活を20年以上継続中です。
置かなければ、お花や植物の誤飲誤食の心配はありません。
今日はクリスマスシーズンからお正月にかけて
市場に出回り、お家でも飾る事の多い、種類を抜粋してご紹介します。
まずはクリスマスのイメージが強い
「ポインセチア」
この時期花屋さんの店頭を彩るポインセチア。
鮮やかな赤でクリスマスにピッタリな見た目とは裏腹に、
茎や葉っぱには猫にとって有毒な成分が含まれています。
口にすると口の中に激痛が走るほか、下痢や嘔吐といった内臓の不調、
皮膚炎までも引き起こすこのある危険な植物です。
どうしてもポインセチアの雰囲気が必要な時は
造花などの代替え品を考える工夫が必要です。
お歳暮や冬ギフトでも人気の
「シクラメン」
シクラメンも猫にとって危険な植物です。
少量でも口にすると嘔吐や下痢、胃腸炎を起こす可能性があります。
万が一多量に食べてしまうと、けいれんなどの神経症状を引き起こし、
最悪の場合亡くなってしまうこともあります。
最近ではお値段もお手頃で手軽に飾れる小さなミニシクラメンが人気です。
お手軽な分だけつい購入してしまいがちですが、
猫にとって危険がある事を思い出して下さい。
新年玄関やリビングを飾る
「ユリ」
これはもうとても有名なので猫と暮らしている方は
ご存知の方も多いですよね。
新しい年を迎える時に飾り映えのする白くて大きなユリですが、
ユリ系のお花は、猫にとって危険度最大級レベルです。
全てのパーツに毒性があると言われ、花粉を吸引しても症状が出ることがあり、
猫にとって最も気をつけなくてはいけない植物のひとつです。
そして生けている花瓶の中の水も危険度が高いと言われています。
口にしてしまった際の症状は嘔吐、元気消失、腎不全などの症状がでます。
急性腎不全は急変率も高く、一口でも食べてしまうと命に関わることがあります。
猫は好奇心が強い動物です。
目新しい物はもちろん、今まで関心が無かった物に急に興味を示すこともあります。
うちの猫に限って…にならないために、お花や植物を部屋に飾りたいと思ったら、
事前によく調べて、置く場所や置き方に細心の注意を払いましょう。
そして、万が一猫が食べてしまった時は、
気分が悪ければ吐くから大丈夫という自己判断をせず、
かかりつけの動物病院へ相談し受診が必要か獣医さんの指示を仰ぎましょう。
その時にはいつ、どんな花または植物を、どのくらいの量を食べてしまったかを
できるだけ詳しく伝えてるようにして下さい。
我が家のように置かない、飾らない、と決めてしまうと、
心配もいらないし、悩まないで済みますよ。
猫との暮らし方でご質問、お悩みの方がいらっしゃいましたら、
いつでもねころんにご相談下さい。