ねころんブログ
猫のウールサッキングにご注意を!
猫と暮すノウハウ: 2020/02/06
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
今日はウールサッキングのお話です。
ウールサッキングとは
皆さんはウールサッキングという名称を
聞いた事がありますか?
ウールサッキングとは
羊毛(ウール)
吸う、しゃぶる(サッキング)
と、いう意味です。
猫が毛布やブランケット、タオルなどをチュパチュパと
吸う姿を見たこと、ありませんか?
子猫が母猫の母乳を吸っている姿に重なり可愛いと
感じる事も多いと思います。
ですが、この行動は猫の体調不良や時に命に関わる
危険も伴っているんです。
猫が異物を好んで食べてしまう事を
異食、異嗜(いし)と言って、特にウール(羊毛)、毛糸、ニット製品、
布製品を食べてしまう行動、症状をウールサッキングと呼びます。
ウールサッキングが起こる原因
猫が幼猫期、子猫期に母猫と早い段階で
離れてしまう事が大きな原因の一つと言われています。
ただ、それも絶対の原因ではなく、お腹に寄生虫がいたり、
ミネラルが不足していたり、何らかの病気による代謝異常で
キャットフード以外のものを食べてしまうこともあるので、
気になる症状、行動があった場合はかかりつけの獣医さんに
診察してもらうことをおすすめします。
そして冬場は人間が着るもの、インテリア用品などもウール素材、
ニット素材などが多くなる時期です。
なので、この時期は更に注意が必要です。
ウールサッキングの対策
ちょっと脱いで置いておいたセーターを猫が見つけて、
フミフミ→チュパチュパ吸っているうちに
かじって食べてしまったり、同様にブランケットなどを
カジカジと真剣にかじっていたり。
もし、そういう行動が見られた場合は、ウール素材の物や
好んでかじりたがったり、吸ったり、舐めたがるものは
片付けて、置かないことが異食、誤食を防ぐ1番の方法です。
また、これも秋冬あるあるですが、編み物をする方は
毛糸、要注意です。
私もこの季節は編み物をするのですが、毛糸を狙って
何度も邪魔をする子が。
最初は糸にじゃれたいだけかと思ったら、
糸を口に持って行き、クチャクチャと噛み始めたので、
慌てて取り上げ、それ以来は猫達が近くにいる時は
編み物をするのはやめています。
うちの子に限って、かじったのはほんの少しだけだから、は
全然大丈夫ではありません。
異食がクセになることは絶対に避けたいですし、
ウールサッキングには原因があるので、その原因を見つけて
対処してあげることが大切です。
さいごに
もし、お家の猫さんがウール製品、布製品に興味があり、
吸ったり、舐めたり、かじったりのクセがある場合は十分に
注意して見守ってあげて下さい。
ウールサッキングや異食に関するお困りの事、お悩みがありましたら、
いつでもでもねころんにご相談下さい。