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猫にかつお節は与えてもよい?メリットとデメリット

猫の健康のこと: 2020/08/22

こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。

今日はフードに関係するかつお節のお話です。

 

猫とかつお節の昔ながらの関係

猫にかつお節、そんなことわざもあるほど、

大昔から猫の大好物とされてきました。

 

そして今なら絶対NGですが

ご飯にかつお節をかけた、猫まんまは数十年前の

日本の猫たちがよく食べていたといわれているご飯です。

 

今はたくさんの種類のキャットフードが簡単に手に入る時代なので、

さすがに猫まんまを食べている猫はほとんどいないですよね。

 

でも、おやつにかつお節をあげている、キャットフードに

ふりかけているなど意外に使っている方は多いのではないでしょうか?

 

猫にかつお節はあげてもよい?

この何気なく与えてしまっているかつお節、本当にこのままあげ続けて

大丈夫なのか、そんなご相談もねころんには寄せられます。

 

私は完全NGとは思っていません。

場合に寄っては必要になる時があるからです。

ですが、進んで与えることは控えたほうが良いと思っています。

 

かつお節を与えるデメリット

その理由は次の通りです。

 

・マグネシウムを多く含むため、食べ続けれると結石のリスクが高くなる。

 ミネラルが尿酸値のバランスを崩し、腎臓に負担がかかる。

 それによって尿路結石を引き起こしたり、腎臓の機能が低下しやすく、
 
 泌尿器系の病気の起因になる可能性を高めてしまう。

 

・黄色脂肪症(イエローファット)になる可能性がある。
 
 マグロ、カツオ、アジ、サバ等の青魚に含まれる不飽和脂肪酸の

 過剰摂取、蓄積している状態が原因となって引き起こされる病気。

 猫の体内で脂肪が酸化して起きる黄色脂肪症になる可能性がある。

 これは、名前の通り脂肪が黄色く変性し、しこりや炎症が出る事が、

 多く、触ると痛みが発生したりして、触られるのを嫌がったり、

 歩行が困難になる病気。

 

もちろん、毎日大量に食べなければ影響がないことのほうが

多いでしょう。

 

ですが猫も人間同様、体質も様々、個体差があります。

同じように食べていても結石になってしまう猫、

ならない猫、がいるでしょう。

 

でも一度結石になってしまうと病院への通院はもちろん、

食事療法、投薬、重症だと手術をしなければいけないこともあります。

 

そんなリスクがあるなら、あえて進んで与える必要は

無いと私は考えます。

 

かつお節を与えるメリット

ここまではデメリットをお話ししました。

でもこのかつお節、使い方に寄ってはとても役立つお助け

アイテムにもなるのです。

 

そのメリットもご紹介します。

かつお節の香りは食欲をそそる、とても良い香りがしますよね。

そう、この香りがお助けアイテムの重要なポイントです。

 

猫も高齢になったり、病気療養中は食欲減退、

どうしも食が細くなり、思うようにキャットフードを食べてくれない時もあります。

 

そんな時はかつお節の力を借りましょう。

直接フードにかけるのではなく、あるひと工夫をします。

 

それはかつお節をお茶パックなどに入れて、キャットフードの袋の中に

入れておきます。

そうするとキャットフードにかつお節の香りが移ります。

 

猫は嗅覚がとても良いので、いつものキャットフードですが、

良い香りがついているので、食べつきが良くなる可能性が

高くなります。

私も実際にやってみましたが、効果ありでした。

 

お茶パックに入れて香りだけを移すなら、

マグネシウムの取り過ぎ、塩分の取り過ぎになることは

ありません。にぼしも同様に使えます。

 

これから夏に向けて食欲が落ちて来たり、食が細くなって来たと

感じたら一度試してみて下さい。

 

さいごに

猫は新しいものに敏感なので、小さな変化でも気がついてくれることが多いはず。

高齢期になっても、闘病中でも、食事の時間は楽しみの時間で

あってほしいですよね。

 

元気で健康体の時は、かつお節はできるだけ、控えめに。

使わなくても済むなら、使うのはやめておきましょう。

 

そして、高齢猫や食が細い子には食欲増進のために

パックに入れて香りを移し、直接はふりかけない、ひと工夫を。

 

キャットフードの選び方や食べさせ方ついてのお悩みやご質問がありましたら、

いつでもHPよりご相談下さい。


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