ねころんブログ
猫の好奇心を満たすプチ模様替え
猫も人もHappyに、暮らし方のヒント: 2020/08/23
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
今日は猫の好奇心のお話です。
猫はいくつになっても好奇心旺盛な子が多いですよね。
もちろん、子猫に比べたら高齢猫の好奇心は弱めになりますが、
全くゼロになるわけではありません。
その理由の一つとして、元々持っている狩猟本能が関係していると
言われています。
この狩猟本能が「好奇心旺盛」だったり「野性の心」の表れだったりするのです。
なので、室内生活をしていてもこの好奇心を満たしてあげることが重要です。
子猫期から成猫期6〜7歳頃まではおもちゃに大興奮で遊ぶ猫も多いですよね。
楽しく遊んだ記憶はちゃんとインプットされ、7歳を過ぎた中高齢期、
10歳を過ぎた高齢期になってもおもちゃが大好きな猫も。
また、高齢期を過ぎておもちゃであまり遊ばなくなっても
お家の中に入ってきた小さな虫や、窓の外にいる鳥などを見て
「カッ、カッ、カッ」と反応、興奮することはありますよね。
これが狩猟本能の表れです。
この刺激が室内で暮らす猫にとって、とても大切です。
お家に出窓などがある場合はそこに猫専用スペースを作ったり、
キャットタワーを窓の近くに設置して、室内から外を眺められるように
してあげると良いでしょう。
人とおもちゃを使って遊ぶことも大切ですが、
小さな虫や、外の鳥の様子を観察するのは良い刺激になり、
狩猟本能や好奇心が満たされ、ストレスが軽減します。
そしてその好奇心を満足させるためにオススメなのがプチ模様替え。
我が家、リモート生活中にリビングの出窓を完全猫スペースに
変えたら猫たちに大好評。
模様替え直後から入れ替わり立ち替わり猫たちがやって来ました。
そしてそのスペースは今や我が家で1、2を争う人気お昼寝スペースに。
また昨日は、あまり普段使われていなかった2段ケージの中に
ハンモックと段差のあるステップを設置してみたら…
こちらも設置直後からハンモックに乗ったり、ステップに乗ったり。
1匹が試すと、次から次への試す子が続出。
大幅な模様替えは人も大変ですし、高齢猫などは室内のレイアウトを
ガラッと変えてしますと居住空間の変化についていけず、
逆にストレスを感じてしまいます。
なので、変えるなら一部分だけ少しだけ変えてみる
プチ模様替えがオススメです。
夏用の新しい猫ベッドやマットに変えてあげるだけでも
猫は新しいものに興味を示します。
4月にお空に昇ってしまった17歳だったまつちよも、
17歳になっても新しいベッドを用意すると若い猫たちよりも
先に陣取っていました。
私の部屋の出窓から外もよく見て、虫や鳥にも反応していました。
新しい物のニオイを確かめ、触って感触を確かめて、
安全だとわかったらそこで寝る、高齢猫にとっては嗅覚や触覚の
とても良い刺激になっているとその時に感じました。
子猫から高齢猫まで室内生活で好奇心を満足、刺激する工夫、
考えてみて下さいね。少しの工夫が猫にとって楽しく
大きな変化に繋がります。
お家にいる時間が増え、猫と向き合う時間も増えているこの数ヶ月。
猫と人がもっと暮らしやすくなる空間を大切にして行きたいですね。
猫との暮らし方、高齢猫の室内環境ついてのお悩みやご質問がありましたら、
いつでもHPよりご相談下さい。