ねころんブログ
兄弟猫を迎えた時の避妊去勢のタイミング
猫と暮すノウハウ: 2020/08/29
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
兄弟猫を迎えた時の避妊去勢手術のタイミングのお話を。
最近は保護猫シェルター主催の譲渡会や
保護猫カフェなどで猫と出会い、
猫を家族に迎えてくれる人が増えて来ました。
そして嬉しいことに兄弟猫、姉妹猫、兄妹猫、姉弟猫など
2匹一緒に迎えてくれる家族が増えて来ています。
ねころんでは以前から多頭生活のメリットを何度もお伝えして来たので
多頭生活仲間が増えるのは本当に嬉しい限りです。
保護猫の場合、成猫はほぼ避妊去勢済みでの譲渡となりますが、
子猫は運営している団体や保護猫カフェによって
里親さんへの譲渡後に手術になる場合もあります。
迎えた時は生後2〜3ヶ月でもあっという間に半年、1年と
子猫は日々成長して行きます。
まだまだ子猫と思っていても1歳を迎える頃には立派な成猫に。
未避妊未去勢でお迎えした場合はしっかりと避妊去勢手術の
予定を立てましょう。ではいつ手術をしたら良いのでしょうか?
避妊去勢時期の目安は一昔前までは生後1年と言われていました。
でも今は違ってきています。
ねころんでお伝えしている避妊去勢時期は
メス猫…生後半年前後
オス猫…生後半年から10ヶ月
体重の目安はと2キロを超えた頃と覚えておくと良いですね。
そして、メスとオスの兄妹猫の場合はメス猫の方を先に避妊手術をする事が
鉄則です。
その理由は猫の発情はメス猫が発情期を迎えて、オス猫が発情しているメス猫の鳴き声や
フェロモンに影響されて発情が誘発されるからです。
これはたとえ兄妹猫であっても発情期を迎えて、お互いが発情すると
交尾してしまう可能性があります。なので、そうならないためにも
まずはメス猫に避妊手術をして発情期を迎えさせないことが大切なのです。
私たち人間側がまだ子猫だし、兄妹猫だから大丈夫と勝手に思い込んでいると
いつの間にかメス猫が妊娠、なんてこともあり得るわけです。
避妊去勢手術をすることのメリットは発情期特有の大声で鳴いたり(メスに多く見られる)、
オス独特の行動、マウンティングやスプレー行動など性衝動を減らす事が出来ます。
また、メス特有の病気(卵巣や子宮)の予防、オス特有の病気(精巣や前立腺疾患)の予防や
発症率を下げたり、病気のリスクが回避出来ます。
猫さん達に健康で長生きしてもらうため、室内で穏やかに健やかに暮らしてもらうためにも、
避妊去勢手術の時期をしっかり見極めて行きましょう。
子猫の避妊・去勢手術をお考えの方、時期についてお悩みの方、
不安がある方がいらっしゃいましたら、いつでもねころんにご相談下さい。