ねころんブログ
いよいよ発売、猫の腎臓病の薬”ラプロス”
猫の健康のこと: 2017/04/13
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
今回は猫の新薬をお話を。
最初にこの事をネットニュースで知った時は震えました。
2017年春に東レから猫の腎臓病の新しい薬が発売されると発表され、
各種メディアでも大きく取り上げられたのは皆さんも記憶に新しいところかと思います。
猫の慢性腎臓病治療の新薬『ラプロス』
東レが製造販売、共立製薬株式会社から発売されます。
猫の死因のトップである腎不全。
一度腎臓の組織が壊れてしまったら
元に戻ることはなく、治療と言えば、残された腎機能を少しでも長く
維持させるため、腎臓の負担を少なくするための薬の投与や輸液、食事療法が主でした。
わが家も一昨年に17歳で亡くなった長男猫こじろうは重度の腎臓病で、
自宅療養を2年7ヶ月、頑張り抜いてお空に昇りました。
今月で17歳を迎えたわが家の次男猫ちぃちぃも腎臓病を発症しています。
15歳以上の猫の約3割〜4割が慢性腎臓病を患っていると言われている今、
やっとこういう薬が出来た!!
これで腎臓病を患っている猫ちゃん達も希望が持てる!!
このラプロスの様な薬を待ち望んでいた猫ちゃん、そのご家族の方は
日本中にたくさんいるはずです。
猫と暮らす人待望の、このラプロス。
4月から、取り扱いや処方が、動物病院で始まりました。
わが家の猫達がお世話になっている動物病院でも販売・処方がスタート。
腎臓病をすでに発症している猫ちゃんはもちろん、予備軍の疑いが高い猫ちゃん、
少しでも我が子(猫)の状態が安定したり、症状が緩和するなら…
と、思っている方は近々にかかりつけの病院に相談し、検査を受ける事をお勧めします。
わが家のちぃちぃは今週末検査予定、担当獣医さんと打ち合わせ済みです。
腎臓病の進行程度に寄っては投与出来ないケースもありますが、
まずは病院で検査が最優先ですね。
そしてこれは皆さんと情報共有!!
まずは気になる価格…わが家が通っている病院では1錠160円との事でした。
念の為、価格の開示をしている他の動物病院でもほぼ同価格でした。
投与は1日2回、朝晩の食後に、1回あたり1錠を経口投与。
なので、1日あたり320円、1ヶ月で約¥9,600円。
決して安いわけではありませんが、我が子(猫)が穏やかに過ごせるのなら!!
試す価値ありですよね。
ラプロスの実物も見せて頂けたので、私がこの目で確認して来ました!!
発売前の噂では錠剤の粒が大きくて飲ませにくそう…とも一部言われていましたが、
直径5ミリにも満たないのでは…といった印象です。
これなら猫ちゃんでも無理なく飲ませられる可能性が高いです。
猫ちゃんは錠剤が苦手な子が多いですが、ここは頑張りどころです。
親でありパートナーである私達がうまく飲ませるコツをつかみ、
継続投与を目指しましょう。
ラプロスは新薬です、効果も個体差があると思います。
気になる変化が起きたらすぐに担当獣医さんに相談し、
しばらくは要観察が必要ですね。
わが家のちぃちぃの投与が始まったら、またメルマガで経過をご報告させて頂きます。