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高齢猫との暮らし方

猫と暮すノウハウ: 2017/11/30

こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。

 

朝晩本当に寒くなって来て、冬を感じる今日この頃ですが、

猫達が日中窓辺でひなたぼっこをする姿が可愛くて、

午前中はその姿を眺めるのが日課になりつつあります。

 

今日は高齢猫との生活のお話を。

我が家には8匹の猫達がいますが、その中に17歳と15歳の高齢猫がいます。

15歳の猫、「まつちよ」は若い頃からスリム体型を維持、大きな病気もなく、

今のところ健康診断で気になる所もなく、健康で元気です。

 

運動量こそ若い猫達のようには行きませんが、高いところにも

軽々登れます。

最近では1日を通して寝ている時間が増えて来つつありますが、

それが15歳のまつちよの生活リズムなんだなぁと思い、

そのペースを尊重しています。

 

それからこのメルマガにも度々登場している

17歳の我が家のボス猫「ちぃちぃ」は腎臓病の療養中で、

前足、後ろ足には関節炎も抱えています。

なので腎臓病、関節炎のお薬も飲んでいます。

 

高齢猫の疾患の上位に腎臓病や関節炎は必ずはいってくる常連です。

皆さんのお宅猫ちゃんでも腎臓病や関節炎でお悩みの猫ちゃんも

多いのでは無いでしょうか?

 

我が家のちぃちぃ、もともととっても食いしん坊な猫でしたが、

ここ数ヶ月で食事の量がガクッと減りました。

ただ、食べたい、ご飯ちょうだいアピールも良くするので、

少量のフードで回数を増やす食事体制をとって来ましたが、

体重の減少を食い止めるために、本格的に強制給餌をスタートしました。

 

強制給餌は猫にとっては無理やりフードを食べさせる事、

それってかわいそう…と思われがちですが、そうではないんです。

特に腎臓疾患を抱えれているちぃちぃにとったら、腎ケアのフードを

効率良く適正量食べる事がとても大切なんです。

 

適量のフードは栄養がきちんと取れ、満腹感が得られ、精神的にも落ち着き、

ゆっくり身体を休める事が出来ます。

満足にご飯を食べられていないと、眠りが浅く、落ち着きません。

 

見た目的にも体重の維持はもちろん、毛ヅヤが良くなり、

生活の質を保てます。

腎臓疾患を抱えている子はそれに加えて、多飲多尿になり、

脱水を起こしやすいのでちぃちぃは週に1度の自宅補液も行っています。

 

こんな風にお話をすると、とても大変な事の様ですが、

これが日々日常になると、思っていたほどの大変さはなかったりするんです。

強制給餌を喜んで食べる猫はいないと思いますが、

我が家で経験してきた猫達は、イヤイヤながらもお腹がいっぱいに

なるとぐっすり眠れ、落ち着いてくれます。

 

そして強制給餌を根気良く続けて行く事で、体力が回復、

食欲も出て、自力で食べる力が戻ってくれる事だってあるんです。

それは2年前に17歳で亡くなった長男猫の「こじろう」で私が経験した

事です。その経験があったので、今回のちぃちぃの強制給餌も

スタートする事にした訳です。

 

17歳のちぃちぃが過ごしやすく、ゆっくりのんびり暮らせる

生活を一緒に送りたい。

まだまだ我が家のボス猫ちぃちぃは若い猫達にボスの座を譲る気が

無い様なので、ちぃちぃにとって快適に過ごせる空間作りが

私の役目だと思っています。

 

高齢猫との暮らしや強制給餌について

ご質問がありましたらいつでもHPよりご相談下さい。


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