ねころんブログ
病気療法食ってどんなフード
猫の健康のこと: 2018/03/22
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
東京では桜がちらほら咲き始めましたとの情報ですが、
今週前半はお天気が悪い予報。
満開のさくらまでもう少しかかりそうですね。気長に待つ事にしましょう。
さて、今日は病気療法食(以下、療法食)のお話を。
皆さんのお家の猫ちゃんで療法食を食べている猫ちゃんはいますか?
今現在、特に病気等にかかっていなければ、良質な総合栄養食を
食べていると思いますので、療法食とは無縁の生活のはずですね。
療法食とは食事の質(成分)や量を調整する事で、病気の進行を
遅らせさたり、抑えたり、症状を軽くさせたり、病気でダメージを
受けている箇所(臓器)を守ることを目的としています。
人間の食事とは違い、なかなか手作りする事が難しいので、
腎臓疾患、心疾患、アレルギー、泌尿器疾患などの病気に
なってしまった際のお助けフードになります。
我が家も腎臓系の療法食にずっとお世話になっています。
この様なフードがある事で、継続して病気の種類や症状に合わせた
効果的な食事を与えることが出来き、病気療養中の子の
生活の質を保ちながら、長生きにも繋がって行きます。
以前はこの療法食は獣医師のもと、動物病院での販売が
ほとんどでしたが、最近はネットショッピングでも買える
ショップが増えたのでお手軽に買う事が出来ます。
ですが、療法食は病気を管理するための特殊なフードなので、
間違った与え方をてしまうと、逆に病状や体調を悪くしてしまうことがあります。
例えば、食物繊維の多く含まれるフードは体重管理や慢性的便秘には向いていますが、
摂り過ぎると下痢の原因になったり、心臓疾患用のフードは体重減少を
避けるため、高嗜好、高栄養なのでその症状に該当しない猫が食べてしまうと
カロリー過多で太ってきてしまいます。
なので、もし療法食の給餌をお考えのときは、必ずかかりつけ獣医さんに
相談してフード選びをして下さい。
間違ったフード選びは効果が出ないばかりか、悪影響が出る可能性が
あるので細心の注意を払いましょう。
準療法食と呼ばれるフードも同様です。
病気の予防の為に適切なフードを若いうちから食べてもらうのは
良い事だと思います。その際も獣医さんに相談しその時の年齢や
体格などに合わせたフード選びを心がけて行きましょう。
病気療法食、総合栄養食、フードについてお悩みの方がいらっしゃっいましたら、
いつでもねころんにご相談下さい。