ねころんブログ
かじり癖のある子も大丈夫!
猫と暮すノウハウ: 2018/05/10
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
今年のGWは皆さんどのように過ごされましたか?
私は普段なかなか観ることの出来ないイベントに行ったり、
人間ドックに行ったりとバタバタと動いていたGWでした。
今日はわが家で起きた誤飲、異食のお話を。
皆さんはお家の猫ちゃんで誤飲、異食の経験はありませんか?
猫は好奇心旺盛なので、この誤飲や異食は割とよく起こります。
食べた直後に異物として吐き出したり、ちゃんとウンチと一緒に
出てきてくれたら心配は無いのですが、それを完全に確認するのは
なかなか難しいですよね。
以前にある獣医師さんに伺った話ですが、その動物病院での
猫の異食のベスト3は
1位 ウレタン状のマット
(特にホームセンターで売っている1ピースずつ繋ぎあわせるタイプ)
2位 ネズミ型のおもちゃ
(リアルファーをつかった小さなネズミ型)
3位 ビニールの紐
だそうです。
わが家でもスーパーやコンビニのレジ袋をカミカミしたい子、
ビニールの紐などをくちゃくちゃしたい子、いますが
基本手の届かない場所に片付けるのと、紐状のおもちゃは
遊んだら直ぐにしまってしまうので、悪さはほとんど出来ない状態を作っています。
そんなわが家ですが、1匹だけいろんな物をかじる子がいるんです。
頻繁では無いのですが、時々起こります。
かじりクズが床に落ちていて発覚、慌てて嘔吐物が無いか、数日は
ウンチのチェックも欠かしません。
ここしばらくそんな気配が全くなかったので、私の頭から、
誤飲、異食の事はすっかり消えていたのですが…
突然、黒っぽい固まりを2個嘔吐。
実はこの嘔吐物の正体は直ぐにわかったのですが、なんと
数ヶ月に前にかじったウレタン素材。
かじられた直後にその物はすぐに片付け、もう手の届く場所にはありません。
と言う事は…数ヶ月も前にかじって体内に入った物。
さすがにびっくりしてすぐに病院へ。
獣医さんからの説明で飲み込んだ物が大きかったので胃から
十二指腸に行かず、数ヶ月たった今、吐き出されたとの事。
じつはこういうケース珍しくないそうです。
飲み込んだ物が小さければほとんどの場合ウンチとして排泄されることが
多いのですが、大きいと消化管で詰まる事も考えられます。
なので、食べちゃったけど吐くから大丈夫、ウンチとして出てくれるから
大丈夫とは決して言いきれません。
なので、もし食べた形跡があるけど出てこない、
食欲が無い、嘔吐ばかりしているなど、心配な症状が出ていたら
すぐに病院に行きましょう。
わが家の子は飲み込んだと思われる数ヶ月前から、体調不良は全くなく、
普通に生活していました。
今回吐いた直後もケロッとしていましたが、
幸いにも吐き出してくれたので、本当に良かったです。
もちろん念のため、エコーを撮ったり、触診をしたり、一通りの
検査をして、一応、大丈夫だろうという診断でしたので一安心です。
金属系の物を飲み込んだ場合はレントゲンに写るそうですが、
ウレタン素材などは写らないので造影剤を入れたりと
大掛かりな検査になってしまいます。
そんな検査になったら猫にとっても心身共に大きなストレスになるので、
そうならないためにも誤飲、異食はできるだけ防ぐしかありません。
かじられて危険なもの、困るものは完全に片付ける、
この徹底しかありません。
私もこんな経験、34年の猫生活で初めての事でした。
これからは更に気をつけて行こうと肝に銘じた出来事でした。
猫の誤飲、異食についてご相談がありましたら、
いつでもねころんにご相談下さい。